CYMA CM361M Benelli M3フルメタル・コッキング |
2021/11/27 |
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CYMA ベネリM3ショート ピストルグリップ フルメタ |
ポンプアクション・コッキングエアガン
(3発同時発射式)固定ホップアップシステム
全長 640mm
重量 2070g
装弾数 30発(1シェル)
価格 21,450円 (税込)
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ベネリM3は、イタリアのベネリ社が開発した散弾銃で、それまでのM1・M2が
セミオートマチック式のショットガンだったのに対し、M3はセミオートマチックと
ポンプアクションの切り換えが可能な作動機構を持ち、確実な作動が必要な時や
連射して制圧したい時等、状況によって瞬時に使い分けが出来る様になっています。
ブローバックもイナーシャーシステムと呼ばれる、射撃時の反動に加えてボルトに
取り付けられたバネの力も利用して、ショートリコイル・ブローバックを行う
特殊な物で、反動のみを利用するブローバックよりショートリコイルに関わる作動を
少なくでき、速射性が向上するとともに、ゴム弾やプラスチック弾等の
暴徒鎮圧弾などの弱装弾(火薬量を減らして発射圧力を弱めた弾)使用時の
ジャム(排莢装てんの作動不良)を軽減します。
それでもジャムが発生する時は、確実な作動が出来るポンプアクション式に
切り替えます。
因みに、M3の後継機M4では、やっぱり複雑でややこしい事は止めてしまおう!
という事で全ての構造を一新して、ポンプアクションは無くしガス圧利用式の
セミオートマチックになっちゃいましたけどね。
ベネリM3はコンバット・ショットガンとして、アメリカをはじめ日本や世界中の
法執行機関で数多く使われているほか、日本の民間用でも狩猟用や
クレー射撃用として人気があります。
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さて今回は、中国CYMA製 ベネリM3 ショート ピストルグリップタイプの
ポンプアクション・コッキングエアガンです。
フルメタル仕様でアウターバレルとレシーバーが金属製になりますが
アウターバレルに比べてレシーバーは、たっぷり塗装されて艶も有り、なんだか
アウターバレルとの質感が違い過ぎですが、実銃も多少そんな雰囲気なので
あまり文句も言えません。
レシーバー表面がムラっぽく写っているのは、私が指で触った跡です。
ツルツルの表面なのでホコリ等も目立ち易いですね。
写真に撮ると、なんだか余計に目立っちゃって。
刻印類は、全体的に実銃の雰囲気通りに入っていますが、ダミーボルトのカバー
部分はプリントになっています。しかも文言がやや違うのは、まあ良しとして
何故星マークなのかが、分からない。
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ダミーボルトのカバーは、チャージングハンドルを引くとエジェクションポートの
半分程度開ける事が出来ます。
まあ、機能は何もないのですが。
フォアエンドを引いてコッキング操作をした時には、連動してダミーボルトのカバー
も開閉します。
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フロントサイト・リアサイト共に色入れはありません。
アウターバレルの付け根辺りにあるリアサイトは、ダイレクトにスライドさせて
左右の調節をします。
クリック感はありますし、前側には目盛りも刻まれているので使い易いです。
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ショットシェル型マガジンの装弾数は30発で、付属のBBローダーを使って
マガジン先端から装てんします。
このベネリM3には、BBローダーとショットシェル型マガジンが3発も付属します。
ん~太っ腹!(通常付属するマガジンは1発です)
因みにマルイ製ショットシェル型マガジンと互換性ありです。
互換性と言うか、コ〇ーなんですけど。
マガジンリリースレバーを押し込むとローディング・ポートのフタが開くので
ショットシェル型マガジンを装着します。
ショットシェル型マガジンをはめ込んだ時の「カッチャン!」ていう装着音が
個人的には心地良いですねえ。
マガジンを取り出す時も、マガジンリリースレバーを押し込むとフタが開いて
ショットシェル型マガジンの後部が少し浮き出るので、そこを指で引っ掛けながら
取り出します。
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フォアエンド先端には、実銃ではセミオートマチック作動とポンプアクション作動を
切り替えるためのレバーがあります。
この銃にも動かせるレバーが有りますが、勿論コッキングエアガンには
セミオートマチック作動は無くポンプアクションのみなので、このレバーはギミックです。
マガジン・チューブ先端のフタを外すと、チューブ内にショットシェル型マガジンが
3発収納出来るスペースがあるのですが、試しに3発入れてみると
取り出す時に途中で引っ掛かる所があり、取り出し難かったので
あまり使わない方が良いかも。
下向きに固定されてるスリングスイベルは、取り付け角度を変えられる・・・・・・
様になってると思ったら、ダメでした。
マズルの内側を覗いてみると、5cmほど奥に3本のインナーバレル先端が見えます。
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マニュアルセイフティはクロスボルト式で、トリガー後部にあります。
写真の様に銃左側に飛び出していて、赤いラインが見える状態だと射撃出来ます。
左側から押し込むと、トリガーがロックされてセイフティ状態になります。
通常時でもコッキング時でも、どちらの状態でもセイフティにする事が出来ます。
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実射
一般的には、コッキング式エアガンの中で一番コッキングする力が必要なのが
3発同時発射タイプのショットガンです。
まあ、考えてみれば18歳以上用の威力を持つ弾を3発も撃ち出すのですから
当然と言えば当然なんですけど。
なので、このCYMA製ベネリM3も同じタイプのショットガン並みに、コッキングは重いです。
コッキングの重さを表現するのは、腕力の個人差もあるので難しいのですが
怯まず勢い良く引けば、比較的スムーズにコッキング出来るかなレベル。
若い人なら搭載されているラピッドファイヤー・システム(トリガーを引いた状態で
ポンプアクションを行うと、フォアエンドが元に戻った瞬間に弾が発射される)で
連射する事も出来そうですが、年老いた私だと2発連射するのもためらいます。
特にこのベネリM3は、コッキングでバネを縮めて最後にカチッと引っ掛かる所で
もうひと踏ん張りが必要な感覚なので、余計コッキングが重く感じます。
ストックタイプなら肩に押し当ててコッキング出来るので、多少楽かもしれませんが
ピストルグリップ・タイプは不安定なので、フォアエンドを引きながら
グリップは押し出す様にするなどの、工夫が必要かもです。
トリガープルも重めなので、ジワリとトリガーを引く的当て等も不向きですね。
流石に弾の飛びは良く、0.25gのBB弾を使ってもそこそこフラットに飛んでくれます。
弾の散らばりは、縦方向に広がりが大きい感じの飛びですが、割と狙った通りに
飛んでくれるので、実戦で使い易いと思います。
フルメタルでズッシリと重量感ありますし、剛性感も十分で雰囲気は言う事なし。
筋力トレーニングに如何でしょうか。
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ベネリM3 1発発射 |
20.1℃ 48% |
0.25gBB弾 平均初速 |
75.5m/s |
1発目 |
75.1m/s |
2発目 |
75.5m/s |
3発目 |
75.5m/s |
4発目 |
76.3m/s |
5発目 |
75.3m/s |
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ショットシェル型マガジンにBB弾を1発装てんして射撃しました。
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ベネリM3 3発発射 |
20.1℃ 48% |
0.25gBB弾 平均初速 |
64.1m/s |
1発目 |
64.0m/s |
2発目 |
64.1m/s |
3発目 |
64.2m/s |
4発目 |
63.9m/s |
5発目 |
64.1m/s |
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計測器に3発が同時に通過しているので正しい値が出てるか疑問なのですが
一応参考までに。 |
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距離 12m 2cm刻みの円 0.25gBB弾
3ショット×5発
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