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2011/11/2
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実銃のイングラムM11は、380ACP弾(9mm×17弾)を使用する世界最小のコンパクトサブマシンガンです。 海外の映画やドラマ等でも、テロリストやマフィアが使ってたりと、目にする事も多いですねー。 そんな有名なM11ですから、国内のエアガン界でも昔から作られていて 「なにを今更のレビューですか?もうお腹いっぱいですよ」と言われそうですが、いやいや、KSCが凄いんです。 今までのモデルでも、発射サイクルは実銃と同じ毎秒20発を誇る驚異的な性能でしたが なんとブローバックエンジンがシステム7に進化。さらに旧モデルではオプションパーツだった マグネシウムボルトが標準装備に。これはニュースだー・・・・・と思いながら月日が経ち・・・・・ 今回のレビューに。いやー冬が来たら来年に延びるところでした。 |
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かなりコンパクトなイングラムなので、ハンドガンと比較してみました。 と言っても比べたのは軍用大型拳銃のH&K MK23 ソーコム。 なので、イングラムの方が小さく見えてしまいます。 グリップの大きさなんて、かなり違いますなー。 |
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で、早速旧モデルと比べてみましたが、ぱっと見同じでした。本体の質感は半つや消しでザラッとした感じ。 ちなみに左側がシステム7。 |
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まあ、今回は内部システムの進化がメインですので、外観の変化はあまり無いですが 刻印は旧タイプより、少し深くしっかりした印象で、シリアルナンバーのみ変更されていました。 ちなみに左側がシステム7。 |
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その刻印ですがKSCらしく細く深くで、しっかりとしているけど繊細な感じ。 私が知るイングラムの中では、このシステム7が質感的には一番好みですねー。 |
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セイフティはスライド式で、トリガーの右側にあります。 右利きならば、グリップしている人差し指で操作できます。 まあ、そんなに軽くは動かないので、スマートに操作するには多少の慣れは必要でしょうけど。 |
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セミ/フルのセレクターは、銃の左側にあります。 「S」にするとセミオート。「F」にするとフルオートになります。 写真はSとFの文字が見える様に、セレクターを中間の位置にしていますが ここにポジションはありません。 |
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フロントサイトは板を曲げただけ、リアサイトは穴を開けただけな感じの、お馴染みの簡素なサイト。 銃上部の円形のボルトハンドルにはセイフティ機構があって、ボルトが前進位置にあるときに ボルトハンドルを90度回すと、ボルトをロックすることが出来ます。 さらに90度回すか戻すと、ロックが解除されます。 |
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スライドストックを引き出すには、フレーム下部のボタンを押してロックを解除しながらストックを少し引き ボタンから指を放して、ロックが掛かるまで引き出します。 そこから更にボタンを押してスライドを引き抜けば、ストックを取り外す事が出来ます。 |
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おっと、その前にワイヤーバット(針金状のパット)を起こさないと、リアサイトと干渉して引き出せません。 ワイヤーバットの根元辺りを指で左右からはさむと、ワイヤーバットの右側が内側にずれてロックが 解除されるので、またロックされるまで回転させて起こします。 マルゼン製イングラムは、ワイヤーバットの両側にロックがあり、左右同じ様に内側にずらさないと いけないので、操作に慣れが必要ですが、KSCとウエスタンアームズ製は右側だけなので 比較的スムーズにロックを解除できます。 |
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で、ストックを伸ばした状態がこれ。 ん〜、絶対的に長さが短いです。普通に肩にあてて狙いをつけるとかなり窮屈な姿勢になります。 それより腕とか腰にストックを軽く当てて、乱射する撃ち方が妥当かと・・・・。 |
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旧モデルとの違いがはっきり分かるのは、マガジンリップの部分でしょうか。 システム7のリップは、写真手前の旧タイプに比べて、背が低く形状も異なります。 となると、本体側のピストン・シリンダー周りの形状も必然的に違うって事ですが。 当然システム7と旧タイプのマガジンは、互換性無し。 すでに持っている予備マガジンやショートマガジンが使えないのは、ちょっと悲しいですねえ。 |
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ならばせめてと、旧タイプに装着していたサプレッサーとフロントストラップを付けてみました。 んー、やっぱりイングラムには、必需品です。 |
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実銃のサプレッサーは、フルオート時には素手で触れないくらい熱くなるので カバーをかぶせて使われています。 エアガンの場合は関係無いのですが、雰囲気を楽しむために装着。 |
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写真下は、ウエスタンアームズ製のM11とサプレッサー。(すでに生産終了モデル) 私は長い間イングラムのサプレッサーといえば、ウエスタンアームズ製の様な太さが2段になっているタイプの イメージでしたが、KSCの取扱説明書によると、2段タイプはどちらかと言うと イングラムM10(M11より大型の兄貴分)用で、M11用にも作られましたが主流はストレートタイプだったそうです。 いやー、知らなかった。 KSCのサプレッサーはアルミ製で質感は最高。内部にはバッフルが入っていて消音効果はありますが 実際は、多少発射音がこもった音になったかなー位ですかねー。 ブローバックガスガンの場合、作動音の方が大きいので、よく分かりません。 それよりもフォアグリップ代わりに出来る方が嬉しいです。 イングラムはコンパクトなだけに、グリップ出来るスペースが無いですから。 まあ、そのためにフロントストラップがあるのですが、これを握ってもブラブラして、私はしっくりこない。 やはりサプレッサーをがっちり握って撃ちまくるのが気持ち良いですし、手でサプレッサーを下から軽く支える 撃ち方でも、安定感があってよろし。 その代わり長〜いサプレッサーは、イングラムのコンパクト感や取り回しの良さをスポイルしてしまいますが。 |
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ホップアップの調節は、KSCではお馴染みのホップアジャスターを使って行います。 マガジンを抜きホールドオープンの状態で、チャンバー部にホップアジャスターを差し込み 回転させて調節します。 銃本体を分解しなくてもホップ調節が出来るのは便利ですが、ホップアジャスターと噛み合う部分のギザギザが 見えてしまうのは、ちょっと・・・・。 |
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通常分解はまず、マガジンとストックを取り外してから、銃前方にあるレシーバーピン(写真左)と レシーバーピンディテント(写真右、レシーバーピンの抜け防止用ピン)を抜き取ります。 しかし今回、レシーバーピンを抜くのが最大の難所でした。とにかく固くてなかなか抜けませんでした。 |
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レシーバーピンを抜けば、フレームからレシーバーが取り外せます。 レシーバー上部の溝の最後部にボルトハンドルを合わせて、ボルトハンドルを無理やり 引き抜けば(説明書にも強引に引き抜けとあります)、憧れの(まあ、光り輝いてる訳でもないですが) マグネシウムボルトがレシーバーから取り外せます。 |
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実射 手荒くボルトハンドルを引いて、ドバーっと撃つ。んーイングラム最高!!!! KSC製イングラムは、分解も楽しめる精巧な作りですが、マルゼン製等に比べると 大人しいブローバックが残念でした。 が、システム7とマグネシウムボルトの組み合わせになって、元気さも回転スピードもナンバーワンに なりましたねー。 セミオートで撃つと旧タイプに比べて、リコイルショックが格段に力強くなったのを感じられますが フルオートだと回転スピードが速すぎてか、なんかリコイルショックが相殺されてる感じで セミオートほどでは無いですねー。でも回転スピードの速さは感動します。 イングラムのマガジンは細くて、グロック用のロングマガジンと比べてみても一回りは細い。 なので、ガス容量も気化スペースも少ないと察するのですが 寒さや、フルオート時のマガジンの冷えに対しての粘りも、今までのイングラム達より優秀。 まあ、多少寒くなってきた10月にフルオートで全弾一気に撃てば、後半の衰えは感じますが。 集弾性は、そこそこ纏まっています。 これならマルゼンのイングラムの様なマウントレイルを装着して、ドットサイトなんぞで撃ちたくなったりして。 専用のマウントレイル出ないかなー。 それほど良い感じでフルオートも撃ててしまいます。 |
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![]() 7m 半径2cm刻みの円 0.2gBB弾 10発 セミオート |
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![]() 7m 半径2cm刻みの円 0.2gBB弾 フルオート |
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ためしに、発射サイクルを計ってみました。 と、最初の数発は、毎分1646発、って事は秒間27発・・・ひえ〜!!!! 続けざまに計測すると、マガジンが冷えて秒間26・・・24・・・と計測する度に落ちてきたので 少し間をあけて計ると秒間25発でした。この計測器壊れてないだろうなー? 凄すぎる。 初速は74〜80m/s位でした。 |
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フルオートの醍醐味は、やっぱりその破壊力。 的が一瞬にしてボロボロになっていく様は、なんとも迫力があります。 なにを的にするか、悩むところですが、私は美味しく頂いた後の、このカップメンのカップ。 このカップは綺麗に穴があくんですよねー。他のカップではいまいちです。 今回は水を入れて撃ってみました。 んー、回転スピードが速すぎて一瞬で終わってしまう。 断っておきますが、このカップメンに恨みは、ありません。誤解なきよう。 |
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スロー入りの動画も撮りました。 |