東京マルイ VM1911A1 コルト・ガバメントHG |
2021/7/14 |
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コッキングエアガン
固定ホップアップシステム
全長 212mm
重量 394g (実測値)
装弾数 25発
初速 平均58.7m/s (0.25gBB弾)
価格 3,500円 (税別)
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コルト・M1911は、名前の通り1911年にアメリカ軍に
制式採用されてから1985年にベレッタ 92Fに
交代するまでの長期間、使い続けられた名銃で
マン・ストッピングパワーの高い45ACP弾を使う
大口径オートマチック・ピストルです。
M1911A1は制式採用されてから11年後に改良された
モデルになります。
現在でも新規パーツを組み合わされた物が、一部の部隊で
使用され続けたり、民間モデルでも様々なカスタムモデルが
生産され続けていて、そのバリエーションは
まさに無限大です。
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このマルイ製コッキングエアガンのM1911A1は
実銃のパーカライズド(腐食防止のリン酸塩皮膜処理)に似せた
グレーっぽい色合いが全体的に良い雰囲気を醸し出しています。
しかし質感的には両極端なイメージになっていて
良い所から見ていくと、スライドは艶消し仕上げで質感が良く
表面もフラットで綺麗です。
刻印は完璧にコピーされているリアルな物で、セレイション(滑り止め溝)も
エッジが効いていて、しっかり彫られています。
コッキングエアガンにありがちな、スライド上面の貼り合わせラインも
なく、非常に・・・と言うか異常にクオリティ高いです。
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グリップパネルも、ムラのある仕上げが木製グリップの
質感をうまく演出していて、リアルですね。
ミリガバに木製グリップ?と思われるかも知れませんが
戦時中は、コルト社だけではM1911の供給が追いつかず
複数メーカーが生産していたため、メーカーや製造時期の
違いで、ベークライト樹脂製や木製グリップが混在していました。
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と、ここまでは良かったのですが、後は普通の
コッキングエアガン・レベルと言いましょうか、価格相応的に
なってきます。
フレームは艶のあるプラスチックで、貼り合わせ部分の
ラインもよく見えますし、チャンバーやアウターバレル
トリガー等の各パーツは黒色のプラ感のある物です。
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とは言え、外観の殆どをカバーするスライドと
グリツプ・パネルの質感が良いのですから、特に
自分が上から見下ろす眺めは、満足出来るものです。
まあ、エジェクションポートから覗くチャンバーは
プラ感ありありですが。
斜め前からマズルを見るとインナーバレルは
少し奥の方にあるので見えにくく、リアルな迫力があります。
インナーバレルの材質は残念ながら真鍮製ではなく
アルミ製ですね。
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サム(親指)セイフティもグリツプ・セイフティも機能しています。
セイフティ・オンでトリガーがロックされます。
グリツプ・セイフティも実銃と同様に、しっかり握って
セイフティを押し込まないとトリガーは引けません。
ハンマーもコック出来ますし、トリガーと連動して落ちます。
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フロント・リアサイトは共にスライドと一体成型ですが
フロントサイトが、何故かやたらと小さいのが気になります。
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このM1911は非公式ながら通常分解をする事が出来ます。
ただ非公式なので、分解した事による不都合は
補償されませんので、自己責任で行います。
まずマガジンを抜いてから、スライドストップ・リリースレバーを
抜きます。
テンションが掛かっているので固いですが、頑張って
抜いていきます。
するとフレームからスライドが前方に抜けます。
次にファイアリング・ピンのモールドになっている部分から
スプリングを外し、シリンダーも外します。
バレルブッシングとリコイルプラグが一体化して
Cリングで固定されているので、リングを外して
前方に抜けば、バレルアッセンブリーが外せます。
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あと、外観で言えばスライドを引けばエジェクションポートは
開きます。(コッキングエアガンではモールドで開かない物もある)
しかもスライドの引き始めは、ちゃんとショートリコイルします。
ハンマーがコッキングされると、モールドのファイアリング・ピンが
見えるのもリアルですね。
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マガジンの装弾数は25発。マガジン・リップの部分から
BB弾を押し込んで装てんしていきます。
残弾が分からないのが欠点ではあります。
プラスチック製ですが、内部にウエイトが入っていて
重量は80gほどあり、銃から抜くときには
マガジン・リリースボタンを押せば、スルスルと
自重で抜けてきます。
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実射
18歳以上用コッキング・エアガンなので、コッキングは
重いですが、スライドのセレイション(滑り止め溝)部分を
がしっと掴んで引けば、リズミカルに撃てるほど
以外に楽にコッキング出来ます。
スライドを引いて放した時のガシャンという作動音も
そこそこ良い音がします。
トリガープルは、遊びがほとんど無いほど短く
コッキング・エアガンの中では、軽い方だと思います。
指定されている、0.25gBB弾の飛びはフラットで
他のコッキング・エアガンシリーズのやんちゃな飛びに
比べると大人しいですね。
まあフラットで真っ直ぐ飛んでるのに、物申すのも
おかしいですが・・・。
集弾性も素晴らしく、安定しています。
10mの距離では、狙点を15センチほど下げて撃ちました。
外観も良く、作動パーツも多いし性能も高い。
さすがハイグレードと言えます。
激安エアガンに比べれば、価格は高いですが
その価値は十分にあります。
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距離 10m 半径2cm刻みの円 0.25gBB弾10発 |
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