2011/1/20
ブローバックガスガン 可変ホップアップシステム 全長 192mm 重量 833g 装弾数 25発 価格 17,640円 (税込み) |
世界的に流行ってきた、ポリマーフレームオートの開発に出遅れてしまったベレッタが デザイナーのジウジアーロを起用して完成させた、初のポリマーフレームオート9000Sは イマイチの評判でした。 そして、またまたジウジアーロデザインながら、起死回生を狙って登場したのが Px4 storm です。 9000Sが同社のM92等とおなじ、バレルの露出しているオープントップスライドデザイン なのに対し、Px4はデザイン的にも機構的にもM8000クーガーの後継機種と言える物に なりました。 |
と言っても、似ているのはパッと見だけで、各部分はかなり変わっています。 写真下は、ウエスタンアームズ製のM8045クーガーですが、比べてみるとPx4の方は フレームにアンダーマウントレイルが装備され、グリップは薄く、まるみを帯びた デザインに。 スライド上面はクーガーが丸い曲面なのに対し、Px4は平面になっています。 スライド後部のセイフティレバー形状も、かなり斬新な形に。 実際銃を握っている親指で試してみると、レバーを下げて セイフティ・オンにするのは、クーガーより格段に使い易い。 デコッキングもスムーズに作動しますし。 逆にレバーを上げてセイフティ解除は、少しやり難く感じました。 不慣れなのと、親指との距離感のせいでしょうか? |
クーガーのトリガーガード前部は、銃を両手で構えた時に、添えた手の指が 引っ掛けやすいようなデザインになっていて、セレイション(滑り止め溝)も 入っていますが、Px4では普通にラウンドした形状になっています。 |
ショートリコイルは、クーガーの特徴でもありますロテイティング・バレルロックシステムを 継承しています。 これは弾を発射後に、スライドとバレルが一緒に後退している間バレルが回転し 回転しきった所でロックが解除され、スライドのみが後退するショートリコイルです。 エジェクションポートから、独特のバレル形状が見えますね。 |
Px4の便利な機能として、バックストラップ(グリップの背面)が交換可能になっています。 グリップ底部のボタンを押しながら、バックストラップを後に引っ張り外します。 |
マルイPx4には、銃に装着されているMサイズ(写真中央)の他に、Sサイズ(写真左)と Lサイズ(写真右)のバックストラップが付属しています。 いやー、これは嬉しいですねー。 いくらバックストラップが交換可能といっても、別売だったら買うのも億劫になります。 これは大拍手ですな。 |
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最初から装着してあるMサイズのバックストラップでも、同じベレッタの M92やクーガーに比べると格段にグリップ感が良い。 指の短い私でも、結構しっくりきます。で、Sサイズに変えてみると、コンパクトタイプの 銃を持つ様な感触で、さらに銃と手の密着感が増す感じです。 Lタイプは、Mタイプと同じ様な太さのままですが、グリップ背面の殆どをカバーする ロングタイプですね。確かに太くなりますが、Mタイプから極端に太くならないのが 好いですねー。 |
フロント・リアサイトは、少しコンパクトですかな。 スライド上面は平面で両端が少しカットされてますが、リアサイトの部分は 絞り込まれて、ほぼ曲面になっています。 このラウンドした形状で、リアサイトだけ上に飛び出てる様な感覚で見えるので サイティングがやり易く感じますねー。 |
リアルな形状のダイカストマガジンの装弾数は、26発。 |
マルイPx4は、ベレッタと契約していないので刻印類やマークは、マルイ独自のものに なります。まあマルイさんも、目の肥えたコレクターを泣くほど喜ばせるためには 作ってないと思うので、これで好いかも。 安くて、雰囲気も楽しめて、実射性能は抜群に良いと言う「マルイスタイル」は 今後も続くんでしょなー。 |
通常分解は、マガジンを抜いてから、トリガーガードの付け根辺りにある スライドロックを両側から下げれば、スライドがスルスル前方に抜けます。 後は、リコイルスプリングアッセンブリー、バレルアッセンブリーの順で スラテドから外せば完了。 今までのマルイ製ガスガンと違い、チャンバー横にホップアップ調整ダイヤルが あります。 |
そうなんです。今回のPx4はスライドを外さなくてもホップ調節が出来るんです。 もちろん工具無しで。 スライドオープンの状態で、チャンバー横のダイヤルを回します。 ダイヤルを下げるとホップが強くなり、上げると弱くなります。 まあ、ダイヤルは奥にあるので少し回しにくいですが、これは便利です。 その代わり、スライドオープン状態だと、ダイヤルが目立っちゃいますけど・・・・。 |
実射 マルイPx4を構えてみると、けっこうな重量感です。数値的には、833gで 弾未装てんの実銃(785g)より重いです。 重量バランスも良く、握り易いグリップと相まって、手に持って眺めてるだけでも 嬉しくなりますねー。 スライド部分は、つや消し塗装なんですが、多面的なスライドと妙にマッチして マルイ製としては満足度ちょっと高いですね、今回は。 相変わらず、スリキズは目立ちやすいですけどね。 ブローバックに関しては、ガスガンにとって最悪な季節なので、なんともコメント し難いですが、頑張って動いている方だと思います。 ブローバックエンジンには15mm大口径のピストンカップが使われているので マガジンをちゃんと暖めてから撃つと、バシッっと撃ち応えのある リコイルショックを味わえます。 集弾性は、マルイ製らしく素晴らしい。もう良くて当たり前になってますな。 新品箱出し状態から安定していて、慣らし撃ちなんて必要なさそう。 いやー暖かい季節が待ち遠しいですなー。ガンガン撃ちまくりたいです。 |
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7m 半径2cm刻みの円 0.25gBB弾 10発 |