S&T VM4 CQB-Rスポーツライン G3電動ガン | |
2021/6/1 | |
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アメリカ軍の歩兵用アサルトライフル M16の銃身を20インチから 14.5インチに短くして、ストックを伸縮仕様に変更した銃がM4A1カービンで さらに、屋内や狭い場所での任務が増えた、アメリカ海軍特殊部隊SEALsの 要請で開発されたのが、M4A1のアッパーレシーバー部分を丸ごと交換して 銃身を10.3インチまでショートバレル化されたCQB-Rです。 CQB-R = Close Quarters Battle Receiver 訳せば、近接戦闘用レシーバーかな。 それを従来のM4A1のフレーム(ロアレシーバー)に乗せて使用します。 なので、この銃は M4 CQB-Rと呼びましょう。 「MK18 MOD 0」かとも思いましたが、これは元々M16A1のフレームに CQB-Rを乗せた銃の名称ですから、違いますね。 |
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で今回は、香港のエアガンメーカー S&T製CQB-R スポーツラインを レビューします。 スポーツラインとは、廉価モデルのグレード名を指す言葉ですが なぜにスポーツラインにしたかと言うと、廉価モデルなのに 今、海外製電動ガンに搭載モデルが増えているらしい 電子トリガーを装備しているから。 電子トリガーといっても高級タイプでは無いので、期待できないかもしれませんが どんな物か味をきいてみたくて。 外観はアウターバレルとマガジンを除いて、ほぼナイロンファイバーの 樹脂製、ただ艶消し仕上げの質感は雰囲気も良くて ひと昔前のテカテカ・プラスチック感丸出し的安っぽさは感じません。 刻印類も、セミ・フルオートのセレクター以外は、プリント仕上げなのは 仕方ないですね。 |
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廉価モデルなので文句では無いのですが、2つ気になるところがありまして 1つは、アウターバレルはメタル製なのに、先っぽのフラッシュハイダーだけ プラスチック製なんです。まあ、よくある仕様なのですが。 しかもテカテカが目立つ、プラ感全開もの。 フラッシュハイダーは、14mm逆ネジ仕様なので、別な物があれば 取り替えてみたり、艶を消すだけでも良いかもしれません。 もう1つは、エジェクションポートのカバーが、回りとの色違いが激しいこと。 なぜこんな色に? |
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ハンドガードは、ナイツアーマメント社が開発した、4面レイル一体型の R.I.S (レイル インターフェイス システム)タイプで、左右のレイルには レイルカバーが付属しています。 実銃のR.I.Sはアルミ合金の削り出しですが、この銃は当然ながら オールプラスチック。 でもレイル部分を含めて剛性感はあるので、大きな衝撃を加えなければ 大丈夫でしょう。 なので、標準装備のフォアグリップをしっかり握りしめて構えても 軋む事はないです。 レイルカバーが不要な場合は、矢印の板状のバネの真ん中を 押せば、ロックが解除されてレイルカバーが前方に引き抜けます。 |
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4面レイルには、レイルガイドナンバーが刻印されています。 まあ、色入れは無いので地味ですが、刻印されているだけでも 嬉しいです。 が、銃本体のアッパーレシーバー上部のレイルには レイルガイドナンバーが無いのは残念です。 ついでに入れてくれれば良かったのに。 |
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R.I.Sは通常のハンドガードと同様に、上下に分割して取り外せます。 シルバーのガスチューブも再現されているので、眺めも良いですね。 |
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5ポジションのSOPMODストックは、伸長する時等の精度感は無いです。 サイティング時に頬が付けやすい形状のストックで、使い勝手は良いのですが。 バッテリーはストックのバットプレートとカバーパーツを外して ストックチューブ内のコネクターに繋ぎます。 繋いだバッテリーは、ストックチューブに入れば、そこに挿入します。 セパレートタイプ等で、入らない場合はストックチューブの両側のスペースに 分けて挿入します。 その場合は配線を綺麗に収納しておかないと、カバーパーツをはめる時に 邪魔になります。 ストックを縮める時にも、抵抗を感じたら無理に収納しないで下さい。 配線を挟みこんでいる場合がありますので、最悪断線とか ショートを引き起こします。 |
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脱着可能な折り畳み式のリアサイトは、写真の様に後部の引っ掛かりを 外してやると跳ね上がります。 リアサイトの左右の狙点調節は右側のダイヤルを回して行います。 回し心地はクリック感があって良いのですが、固いです。 ビープホールも2種類あって、精密射撃や近接戦闘用と使い分けが 出来るようになっている、ちゃんとしたサイトですが この銃の場合、特殊部隊っぽく光学系サイトを装着するのが定番なので あまり出番がないかな。 |
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カスタムされたチャージングハンドルを引くと、エジェクションポートの ボルトカバーが少し後退して、オレンジ色のホップダイヤルが 顔を出します。 細かい事ですが、チャージングハンドルを操作する度に 矢印の部分、これチャージングハンドルの先端部分だと思うのですが 何故かオレンジ色で目立つ物が、ひょこひょこ動くのがきになる~。 せめて目立たない色にして欲しかった。 |
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ゼンマイ式のスチール製多弾マガジンの装弾数は300発。 マガジン上部のフタを開けて、BB弾をジャラジャラ流し込めばオーケー。 |
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実射 「磁気センサー方式によるギア制御システム」と商品説明があったのですが そのせいかセミオートでは、トリガーを引いて通電してからの レスポンスが良く感じる。 ただ、このレスポンスの良さが元気なモーターのお陰なのか 毎回ギアを適正な位置で止めてくれる電子トリガーのお陰なのか あるいは相乗効果でなのか、良く分かりません。 8.4Vニッケル水素バッテリーでのフルオートは、毎秒13~14発と 十分に早い回転スピードなので、電子トリガー無しの仕様でも セミオートは結構シャキシャキ撃てそうですからね。 まあ兎に角、気持ち良く撃てる事に変わりはないですが。 トリガープルは、良くも悪くも何の感触も無く、すっと引けて 多分セミオートで連射するには、丁度いい引き加減の位置で ギアが動きだします。 作動音は、ちょっと高めの音で賑やかですが セミでもフルオートでも、リズミカルに撃てて 撃ち心地は良いです。 フルオートでもマガジンからの給弾は順調で、作動は何の問題もないです。 弾道も安定して飛んでいきますし、勿論弾ポロとか ばらけた飛び方もしません。 それどころか集弾性が、すこぶる良いじゃあありませんか。 実売価格だと安く購入出来て、重すぎず性能も良い。 サバゲー入門用とかにピッタリじゃあないですか? 今の海外製エアガンは、手を加えなくてもちゃんと飛ぶし S&T製なら180日の製品保証も付いてますから 随分と購入するハードルは下がってきてますよねえ。 |
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距離 12m 2cm刻みの円 0.25gBB弾 10発 | |
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