電動ガンレビュー S&T MK46 MOD.0 スポーツライン | ||||||||||||||
2021/8/20 | ||||||||||||||
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1982年にアメリカ軍に制式採用された5.56mm軽機関銃M249を小型軽量に した派生モテルがM249 SPW (特殊用途火器)で、SPWを更に改良したモデルが MK46 MOD.0になります。 軽機関銃M249(ミニミ軽機関銃)の特徴的だったキャリング・ハンドル等が 取り除かれ、短銃身になりハンドガードに20mmピカティニー規格の マウントレイルが装備されました。 給弾は5.56×45mmNATO弾の弾帯給弾式で、通常は200発のプラスチック製か 布製弾倉を使用します。 |
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銃を箱から出して先ず、する事は本体へのストックの装着ですが 固定する2本のピンが猛烈に固く、ただでは入ってくれません。 なのでプラスチック・ハンマー等でコツコツ慎重に、かつ思い切り打ち続けます。 まあ、ピンが緩くて装着部分が、ガタガタになるよりはマシかな。 |
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中国製 S&T MK46 スポーツライン(廉価モデル)は、全身ほぼ樹脂製なのですが ナイロンファイバー製のザラリとしてマットな質感は、チープさを感じさせません。 ひと昔前の廉価プラスチック・エアガンとは、剛性感もまるで違います。 レシーバー左右にある刻印・・・じゃあなくてプリントは、リアルですね。 |
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フラッシュハイダーも樹脂製なので金属的なエッジが効いてる感が無いのは残念。 アウターバレルはアルミ合金製で先端は14mm逆ネジ仕様になっていますが ハイダーを固定するピンとかネジはありません。 早速マルイ製ナイツタイプ・プロサイレンサーを装着してみました。 なかなかワイルドな感じに見えます。 |
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実銃のMK46は、簡単にバレルが脱着出来る構造になっているのですが S&T製 MK46も、それを上手く再現しています。 バレル付け根部分にあるバレルロッキングレバーをグイっと押し込むと ポンッとバレルがバネの力で少し抜け出るので、そのまま前に引き抜けば アウターバレルとインナーバレルが外せます。 まあ、撃ちまくると直ぐにバレルが痛んで交換が必要な実銃と違って エアガンには必要ないシステムですが、実銃の雰囲気を楽しむには最高ですねえ。 バレルを抜いた後には、大きなアーチを描いている、MK46MOD.0独特のハンドガードが。 マウントレイルだらけなのが、何とも。耐久性が心配になります。 |
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折りたたみ式のバイポッドは、勿論樹脂製。 ん~荒く使うと折れそう。(分かりませんが) ハンドガードがマウントレイルだらけで持ち難いので、ハンドガード底部のレイルに フォアグリップでも付ければ良いと思ってましたが、バイポッド収納時は マウントレイルが塞がってしまうんですよねえ、残念。 |
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フロントサイト、リアサイト共樹脂製なんですが、ビープホールタイプのリアサイトは 上下左右の狙点修正が出来る、フルアジャスタブルタイプで 調節ダイヤルもクリック感があって使い易いのですが、まあ・・・これだけ マウントレイルが付いてたら、光学サイト使っちゃいますよねえ。 |
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米軍御用達と言えば、Trijicon ACOG TA01タイプ。 やはりこういった堅牢なタイプの光学サイトが似合います。 |
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ストックは、M4カービンの様なテレスコピック・タイプの伸縮ストックで バットプレート部には、ワイヤー式のショルダーレストが再現されています。 ショルダーレストは、実銃でバイポッドを使ってフルオート射撃を行った時に ショルダーレストを上から肩に押さえつける様にして、肩に当てたストックが上下に暴れる のを防ぐ物。また射撃中でなくても、肩からストックがずり落ちるのを防ぎます。 |
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グリップは、シンプルな形状ですが握り易いですね。 セイフティはクロスボルト式なんですが、動きが軽いし節度感が無いですね。 左側から押し込めばセイフティになり、トリガーがロックされます。 |
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レシーバー上部のトップカバーを開けるとメカボックスの前方に ホップアップの調節ダイヤルがあります。 |
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バッテリーはS&TのM249用8.4V 1100Ahニッケル水素バッテリーを 使いました。 バッテリーの収納がメカボックス後部の僅かなスペースしかないので この小型バッテリーでも、雑に入れるとトップカバーが閉まりませんでした。 |
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さて、今回のS&T MK46 MOD.0スポーツラインの肝であります 2000発音感センサー付きボックスマガジンですが、これは電動でゼンマイを 巻上げてくれる、多弾数マガジンのでっかい版みたいなもんですね。 実銃のMK46では、軽量化のために取り除かれてしまったSTANAGマガジン装てん部 (M249でもSTANAGマガジンを使用すると弾の装てん不良が多発したため 弾帯が使用出来ない等の緊急時以外は使われなかった。) に給弾用コイルの 先端部分を差し込んで給弾します。 実銃では無くなった部分から給弾するのは、リアリティに欠けますし 実銃での弾帯装てん部が空っぽっていうのも寂しい眺めです。 因みにSTANAGマガジンとは、NATO加盟国5.56×45mm弾用共通マガジンの事です。 (HK416とかM4等に使われてるマガジン) ボックスマガジンのチャックを開けると、マガジン底部に電源の単三2本を 収納部分と電源スイッチがあります。 この音感センサー付きボックスマガジンを待ちわびてたS&T製 M249系 機関銃をお持ちの方も多いのでは? 是非単体で購入出来るうちにどうぞ。 楽天市場で音感センサー付きボックスマガジンをさがす |
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せっかく実銃には無いはずの、STANAGマガジン装てん部があるので 家にあったS&T製 CQB-Rのマガジンを拝借して、MK46に装着してみました。 スッキリしたスタイルで雰囲気が変わりますね。 気分を変えたい時には、若干軽装になって良いかも。 |
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実射 かなり肉付きの良いアサルトライフルと思えば、この図体でも振り回せるか? しかし、ほぼ樹脂製廉価モデルといえど4kgは重いかな。 バイポッドのお陰でハンドガードは持ち難いし。 また音感センサー付きボックスマガジンは初めてだし、説明書も使い方は そんなに詳しく書かれてないので迷いました。 電源スイッチの切り替えが、オートと音感センサーとあるので とりあえずBB弾を投入したらオートでゼンマイを巻き上げてもらい、それが止まったら 音感センサーにして撃ってましたが、まあ不都合なく撃てたので これで良いのでしょう。 トリガーを引くと、やや高音気味のモーター音と共に凄い勢いでBB弾が連なって 飛んでいきます。 計測してみると、秒間19発。実銃が秒間13~14発程度なので かなりハイサイクルです。 弾の飛びもフラットで真っ直ぐ飛んでいきますし、集弾性も良いので 分隊支援火器で撃ちまくって弾幕を張ると言うよりは、集中砲火の雨を浴びせるって 感じか。 しかもゼンマイを巻く煩わしさ無く2000発撃てるのは、凄いです。 まあ、一気に2000発撃てるかは知りませんが。 試しにS&T製 CQB-Rのマガジンでも撃ってみましたが、問題なく 使えたので、時にはこれで運用するのも面白いです。 このマガジンでも300発撃てますからね。(ゼンマイの巻き上げは手動ですけど) 軽機関銃好きな方には、お勧めです。 ランボー的に機関銃を使いこなせたら、カッコイイですがな。 |
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射撃距離 12m マルイ製 フルオートトレーサー使用 |
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12mの集弾性テストは、フルオートしか無く、しかもハイサイクルなので単発で 撃つのが難しく、2~3発射撃になっちゃってるので少し不安定かな。 |
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距離 12m 2cm刻みの円 0.25gBB弾 2~3発発射で 10発程度 |
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